サプリと薬の飲み合わせ１

くこんな質問頂くことがあります。
「サプリメント同士の飲み合わせってあるの？」
「大丈夫かしら？」

最近そのような内容の記事などを
見かけることもあります。
もちろんあることはあります。

でも、もっと気をつけなければいけないのは、
サプリメントと医薬品の
飲み合わせ（相互作用）なんです。

サプリメントの効果が強くなったり・弱くなったりすることは
それ程恐いことになることは少ないのですが、

医薬品の効果が変化してしまうことが
とっても恐いことになる可能性が高いのです。

例えば医薬品の効果が強く出すぎると、、、、
そういえば
「効果が強くなるなら、良く効いていいじゃない」
という方もいらっしゃるのですが、

そんなことはありません！

効果が強くでるということは、
副作用が現れる可能性だって高くなるのです。

例えば身近な「解熱鎮痛剤」
この医薬品の効果が強まると、、、、

痛みが良く止まる。と思うかもしれません。
たしかにそれもあるかもしれませんが、
副作用である”胃腸障害”が起きやすくなります。
更に重篤な副作用”呼吸困難などのショック”が
起きやすくなる可能性だってあるんです。

副作用がゼロの薬なんてありません。
薬の働きが強まることで
思わぬ副作用が引き起こされることも
覚えておかなくてはいけませんね。

一方医薬品の効果が弱まると、、、、

効果が弱くなると困る場合も多いのです。

例えば、
喘息発作の時、医薬品を飲んだのに
それが効かなかったら、、、
経口避妊薬を飲んでいたのに
妊娠してしまったら、、、、
ヘリコバクターピロリの除菌治療をしていたのに
除菌に失敗してしまったら、、、

医薬品に影響を及ぼすことって
本当に恐いんですよ！

薬を飲んでいる方は
先生に「私こんなサプリメント飲んでます」って
是非言って下さいね。

サプリメントは食品だから
言わなくてもいいと思っていた。
そう思っている方って多いんですよ。

「え？言わないといけないんですか？」
「言う必要あるんですか？」
「言ったら嫌な顔された。。。。」など
色々な方がいらっしゃいますが
是非お伝え下さいね。

ある調査によると医薬品を服用している人の
５２％の人はサプリメントも一緒に摂ったことがある
としています。
そしてそのうち９０％の人は
サプリメントを服用していることを
「医師に伝えていなかった」と。

入院患者さんで検査値が突然急変し
おかしいな～と色々治療していた
何週間か後に
その人がサプリメントを摂っていることが判明。
サプリメント中止により
あっけなく改善なんて症例もあったりします。

サプリメントは薬と一緒になると
思わぬ働きが出たりします。
まずは自分で判断せずに
「私こんなサプリメント飲んでます」
と先生に伝えて下さいね。